刺青除去が完了する期間
刺青を除去するのに要する期間は、その範囲や模様の複雑さ、使われている色素により変わります。
そして刺青を除去するには、レーザーか切除のどちらか、または両方を併用して行います。
このようにして考えると除去に必要な期間は人それぞれです。
刺青を除去する時には、最初に自分でどのくらいの期間をかけて、どこまで除去するか、予算はいくらまで負担するか設定しておく必要があります。
レーザーのみでの除去
メスを使わず傷跡が残りにくい、レーザーによる刺青除去は最も手軽で体への負担が少ないことから、最初はこの方法を使って刺青を除去を始める人が沢山います。
レーザーのみを使う場合、刺青の量や大きさ、模様の細かさや複雑さ、使われている色素で除去具合が大幅に変わってきます。
そして、1回では除去しれないことがほとんどなので、間隔を空けて何回もレーザーを照射しなければなりません。
QスイッチYAG(ヤグ)レーザーは、現在最も普及している刺青除去レーザーですが、この機械だと同じ部位に照射するには、2~3ヶ月間隔をおくのが望ましいと言われています。
これは、照射後粉砕された色素が体外に放出して完全に無くなるまでの期間でもあり、それぐらい間隔を置くことによってどの程度刺青が残っているかがはっきりわかるためです。
レーザー照射間隔を考慮すると、一般的に墨が多く使われて模様が細かく複雑な時は、数十回2年以上かかることもあります。
機械彫りだと5回ぐらいまでで、1年ほどで除去できることもあるようです。
アートメイクでは3ヶ月ぐらいが多いようです。
手術の場合
レーザーでの除去が長期間必要なのに対して、手術の場合は大半の場合1回で済み、その後消毒と抜糸で数回通院して傷跡が治れば治療が完了します。
通院だけを考えれば1ヶ月ほどで治療が終了します。
もし、範囲が広く2回以上にわけて手術を行う場合は、2回目の手術は1回目の3~6ヶ月以降で行うことが多くなります。